2019年4月4日木曜日

[Mac] macOS Mojave 10.14.4にアップデートしました。


2019年3月26日、AppleはmacOSの最新アップデートである「macOS Mojave 10.14.4」を公開しました。
Mojaveに関してはファーストリリースから10.14.2まで、Voiceover環境で日本語変換候補を読み上げないという現象をお見舞いされて酷い目にあったので、いまだにアップデートに躊躇してしまうのですが、伝え聞く情報によれば大きなトラブルは発生していないようなので思い切ってアップデートしてみました。トラブル情報がないのは誰もアップデートしていないからかもしれませんが。
炭坑のカナリア、もしくは皇帝の毒味役気分です。

インストールしたのはMacBook Pro Retinaディスプレイモデル(Mid 2012)。CPUはCore i7、メモリは8GBにカスタムしていますがかなりギリギリの機種です。
結論から言えば大きな問題は発生していません。あーよかった。
まあVoiceover的にはトラブルはありませんが、改善もないという漢字です。テキストエディットで行単位の読み上げがおかしくなる現象もそのまま。改悪されていないだけでもよしとするべきでしょうか。

Appleからのリリースノートはこちら

このアップデートでSafariの挙動が少し変わり、例えば「http」のWebを開くと真っ先に「Webサイトは安全ではありません」と読み上げるようになりました。あとリロードするとたまにWebコンテンツの操作が解除されるなどの謎挙動も見られます。細かい違和感はあるものの、慣れノ問題かもしれません。

あとこれはアップデートしてから知ったのですが標準メールでGmailに不具合が発生しているトラブルがあったようです。アップデート後にGoogleアカウントのパスワードを要求されましたが、入力してログインし正常に使えています。対策されたのかな?

あと、リリースノートに記載されていませんが重要な変更もありました。
それは一部で議論になっている「アクセシビリティイベント」の設定です。
これはVoiceoverユーティリティの「Web」>「一般」に追加されている設定で、デフォルトで有効になっています。ここには以下のような説明文がつけられています。

アクセシビリティイベントを使用すると、VoiceOverなどの補助機能のWebサイトでの挙動をカスタマイズできるようになります。アクセシビリティイベントを有効にすると、Macで補助機能がアクティブかどうかが分かる場合があります。

アクセシビリティイベントは、macOS 10.14.4と同時期にリリースされたiOS 12.2でも追加されています。正直情報が乏しいためこの機能そのものについて何かコメントすることはできませんが、問題は、これをAppleがどのような意図を持って追加したのか、どのように動作するのか、どのような情報が送信されるのか、アナウンスしていない点にあるような気がします。リリースノートにも掲載せず、こっそりこのようなオプションを加える姿勢は不信感を抱かれたとしても仕方がありません。Voiceoverユーザーとしては無関係なオプションではありませんから、ちょっと気になりますね。
そのうち情報は出てくると思いますが、それまではこのオプションは無効にしておいた方がいいかもしれません。


ひとまずブログを統一します

BloggerがVoiceoverで非常にアクセスしにくくなってしまったため、しばらくはMac関係の記事も メインのブログ にエントリーすることにしました。ブログの切り替えが非常に難しいんですよ。 改善されればまたこちらにもエントリーするかもしれませんが。 よろしくお願いします。