限られた時間で、少しでも多くの情報をインプットしたい
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MacやiPhone、iPadで情報を収集するとき、
もっとも頻繁に利用するアプリが「Safari」です。
私はVoiceoverでSafariを使っていますが、やはり目で読んでいたときと比べると、
インプットできる情報量はかなり減っているのは実感しています。
聞き取れる音声スピードにも限界はありますし…。
それでも、少しでも多くの情報を効率てきに読みたい。
例えばRSSリーダーを使うとか、
Safariのリーダー機能を積極的に使うなど様々な方法があります。
それらを実践した上で、
さらにSafariを高速化する方法が、今回紹介する「イメージの無効化」です。
Voiceoverにはイメージを説明してくれる機能があります。
Macなら「VO + Shift + L」、
iOSならイメージを3本指でたっぷ。
ただ、現時点では説明がアバウトすぎてあまり役に立ちません。
だったらむしろ、そんなイメージは読み込ませない方がロード時間が短縮され、効率アップが期待できる(はず)。
音声だけでページを読むVoiceoverユーザーにとっては、
イメージが表示されなくても支障ありませんしね。
Macの場合はSafariの開発メニューで
MacのSafariでイメージ読み込みを無効にするには、Safariの開発メニューを使用します。
特にアプリを用意する必要はありません。
Safariの環境設定を開き、ツールバーから「詳細」をクリック。
「メニューバーに“開発”メニューを表示」にチェックを入れます。
するとSafariのメニューバーの「ブックマーク」の右に
「開発」という項目が追加されます。
このメニューにある「✓ イメージを無効にする」にチェックを入れれば、
イメージの読み込みが行われなくなり、ページの表示がスムーズになります。
なおイメージを非表示にしても、イメージにつけられているタグは読み上げられます。
またリンクが設定されているイメージも操作できます。
逆にタグもリンクも設定されていないイメージはスキップされてしまい、
何も読み上げられません。
そのようなイメージを多用しているページだと、
ほとんど何も表示されない(読み上げられない)事もあり得るので、
その点は注意が必要でしょう。
Voiceoverカーソルがフォーカスしないので、
OCRアプリでイメージを解析する場合でも、この仕様はちょっと都合悪いですね。
とはいえ適切にタグ付けされているページであれば、操作する上でほとんど違和感はないでしょう。
iOSなら、プラグイン「Image Blocker」
iOSデバイスのSafariでは、プラグインをインストールし、
コンテンツブロックを有効にすることで、イメージの読み込みを無効化できます。
同様のアプリはいくつかありますが、今回は「Image Blocker」を使いました。
○iOSアプリ
開発 hirokazu murabe
価格 無料
使い方は簡単です。
アプリをインストールしたら、「設定」アプリの「Safari」を開き、
「コンテンツブロッカー」をタップ。
「Image Blocker」をオンにすれば、Safariでイメージを読み込まなくなります。
イメージを読み込むには、この設定をオフにすればOKです。
Voiceoverで確認しましたが、イメージの読み上げについてはMacのSafari開発機能と同様。
つまりタグやリンクが設定されているイメージは読み上げますが、イメージのみの画像は全く読み上げられません。
まとめ
というわけでMac、iOSでSafariのイメージ読み込みを無効にする方法でした。
Voiceoverユーザーならページの読み込みが高速化されますし、
一般ユーザーでもモバイルネットワークで通信する場合、データ通信量の節約にもなります。
Voiceoverでは一部の画像が存在ごと認識できなくなるというデメリットはありますが、
うまく使えば情報収集をスピードアップさせることができるでしょう。
ただ正直、通信量を精査したわけではないので、
ちゃんとイメージが無効になっているかは保証できません。
なにせ見えないもので…。
コストがかかりませんので、気軽にお試しください。
見える方で、うまく動作してない事実にお気づきでしたら、
コメントなりTwitterなりでご一報いただけると幸いです。
※この記事はmacOS 10.13.3、およびiOS 11.2.6で執筆しました。
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